「絶望」の私を「希望」へと導いた通信教育
2026年2月13日 15時42分会員のみなさま、はじめまして。この度入会させていただきました飯塚諒介と申します。大学卒業後、公立中学校で4年の講師生活を経て、現在、私学の通信制高校の教員として勤務し4年目を迎えております。3年前から非会員として研究協議会に参加しておりましたが、思いがけぬご縁が重なり、由緒ある学会に入会できたことは誠に喜ばしく存じます。
さて、自己紹介も兼ねて私と通信教育との出会いを述べたいと思います。約14年前、私は強迫性障害を発症し、当時通っていた全日制高校を中退しました。中退を決めたときは「高卒認定試験を受験すればいいや」とおぼろげに抱いておりましたが、現実はそう簡単ではなく病との闘いの中、孤独に毎日勉強することは決して楽なものではありませんでした。そんな折、親族から「通信制高校へ入学してみないか」と勧められました。私はとにかく不安だけを抱えたまま学校見学に行くと、そこはまさに「絶望」という暗いトンネルの中に一筋の「希望」が差し込んだ気がしました。「私のような社会の外れ者でも受け入れてもらえる学校がある」。藁をもすがる思いで編入し、2年かけて通信制高校を卒業しました。
あの時の出会いや経験は、いまの私の原動力になっています。通信制高校の教員として勤務する中で常に悩み、考え、苦悶することは少なくありませんが、学びたくても学べなかった「私」を救ってくれた通信教育への恩返しの気持ちを忘れず、未熟者ではありますが、これから本学会での皆様との交流や学びを通して、日々研鑽していく所存です。それがいつか誰かの「絶望」を「希望」となるように。
これからよろしくお願いいたします。
(通信制高校 教員 飯塚諒介)