研究論集

「研究協議会」において、大学、高校、民間教育企業など多彩な会員がそれぞれの視点に立って発表した研究成果をまとめた「研究論集」は、現場を踏まえた実践的なものであり、当学会の大きな特徴となっております。
「第58回研究協議会」より、「研究協議会」の発表にはとらわれず、会員の研究論文を発表する「研究論集」に内容を改めました。
「研究協議会」での発表内容に関しましては、「研究協議会」当日の参加者に配布される「発表要旨集」を作成いたしております。

*既刊の「研究論集」を購入ご希望の方は事務局までご連絡ください。

『研究論集』投稿募集

【受付終了_2024/1/8(月)締切】論文および書評・図書紹介

2023年12月23日 12時50分
研究論集

(1)論文

①題目届の提出

・提出方法:投稿を希望する会員は、期日までに題目等(①氏名、 ②所属、③題目)を事務局宛に電子メール(jade.office.1950@gmail.com)にてお知らせください。

・提出締切:2024年1月8日(月)

②原稿の提出

・提出方法:期日までに原稿(MS-WORD)や投稿票などの必要書類 を事務局宛に電子メール(jade.office.1950@gmail.com)にて提出して下さい。

・提出締切:2024年2月29日(木)

※書式を定める場合は、題目届の提出者に別途ご連絡いたします。

③刊行日(予定)

・2024年6月30日(日)

④投稿規定・査読基準

こちらをご参照ください。

・投稿される方は下記 の「投稿原稿の執筆上の注意点」もご覧ください。

(2)書評・図書紹介

①「書評・図書紹介」で取り上げる図書

・通信教育、遠隔教育などに関する内容を含み、 かつ原則として刊行から3年以内(2021年1月以降)のもの。

②分量

・「書評」が4,000~6,000字程度、「図書紹介」が2, 000~4,000字程度

③投稿希望の提出

・提出方法:投稿を希望する会員は、期日までに、①氏名、② 所属、③取り上げる図書の著者名・書名・出版社名・刊行年を事務局宛に電子メール(jade.office.1950@gmai.com)にてお知らせください。

・提出締切:2024年1月8日(月)

④原稿の提出

・提出方法:原稿はMS-Wordで作成し、 電子メールに添付して事務局宛(jade.office.1950@gmail.com)にお送りください。

・提出締切:2024年2月29日(木)

⑤その他

・「論文」と「書評・図書紹介」との同時投稿を認めます。

・必要に応じて査読委員会で採否を審査し、 修正を求める場合があります。

◆ 投稿原稿の執筆上の注意点 ◆

  1. 論文・研究ノート・実践報告を執筆する際は、投稿規定を参照してください。
  2. 論文・研究ノート・実践報告は未発表のもので,かつ内容がオリジナルなものである必要があります。二重投稿にならないように以下の点に注意してください。
    1. 新規性を明確にすること。

    2. すでにある知見を活用する場合は、出典を明確にすること。先行研究は適切に参照すること。

    3. 剽窃・盗用とならないようにすること。剽窃・盗用とは「他の研究者のアイデア、分析・解析方法、データ、研究結果、論文又は用語を、当該研究者の了解もしくは適切な表示なく流用すること。」を指す。

    二重投稿等に関する留意点については「二重投稿の定義とその例外について」をあわせてご参照ください。

    『通信教育研究集録』(現・『研究論集』)総目次

     日本通信教育学会(創立から2年間は「日本通信教育研究会」と称した)は、1950年9月から翌年3月まで4期にわたって開催された通信教育に関するIFEL-Institute for Educational Leadership(教育指導者講習会)に参加した88人を母体として成立した。参加者は、教育委員会、国・公・私立大学、高等学校、社会通信教育の関係者など多彩なメンバーであった。1951年3月28日、第4期IFELの終了日に第1回総会が開かれ、秋に研究発表会を開催することが決定した。第1回研究発表会(第2回から「研究協議会」に改称)は、同年11月24日・25日の両日、東京学芸大学竹早分校を会場にして開催された。

     爾来60年、通信教育を取り巻く制度的、社会・経済的、そして技術的背景が大きく変化する中で、高校、大学、社会の3領域の通信教育にわたる唯一の学会として研究活動を継続してきた。その成果は、ほぼ毎年開催される研究協議会、およびその内容を記録した『集録』に結実している。

     通信教育研究の60年の動向を回顧するとともに、会員ならびに通信教育関係者の今後の研究に資するよう、総目次をここに掲載することにする。

    第5回『通信教育研究集録―研究協議会記録―』(1955年12月27日発行)
    種 別 執筆者 所属・職位 題 目
    開会のことば 西本三十二 日本通信教育学会理事長 開会のことば
    あいさつ 奥脇 要一 法大通信教育部事務局長 あいさつ
    講演 原 安三郎 日本化学/中央教育審議会委員社長 通信教育の振興について
    問題提起-「指導技術と事務管理の改善」 鮫島 文男 文部省中等教育課 高等学校通信教育の現状と問題点
    朝日  稔 浦和高校 高校通信教育の学習書について
    国府 種武 法政大学 大学の正規の課程の場合
    奥田 美穂 日本教育大学協会 指導・管理上の若干の問題-国立大学通教実態調査から-
    古賀 和昌 日本教育大学協会
    富田 恒夫 日本教育大学協会
    柴田 武雄 運輸省海技専門学院 船員通信教育(普通科)についての若干の調査
    浦田 楠雄
    森   茂 電機学校校外教授部 社会教育通信教育の実態と問題
    永田 勝彦 北星女子短大 通信教育の認知度及び認知経路について-札幌の短大生の場合-
    研究討議-議題Ⅰ ○松下 三省 福岡学芸大学 指導者の問題
    ○徳武 英夫 長野西高
    本山日出男 滋賀大学 指導技術における指導者の意義-指導教官の熱意をもりあがらせるにはどうすればよいか
    山根  薫 埼玉大学 インストラクターの協力の推進
    研究討議-議題Ⅱ ○西本三十二 教育大学協会 放送による指導について
    ○上村 貞章 誠之館高校
    堀  秀一 NHK教育部 NHK高校講座通信教育の時間について
    角田 光作 北海道学芸大 <関連議題>放送による指導とその限界
    研究討議-議題Ⅲ ○水崎 淳一 修猷館高校 指導の方法及び評価
    ○稲井 広吉 香川大学
    武藤 武雄 福岡学芸大学 研究グループを組織させ継続的研究及びその実質的向上を図る方策
    平山日出男 滋賀大学 研究手引の活用について
    角田 光作 北海道学芸大 機関紙の効用とその内容
    研究討議-議題Ⅳ ○国府 種武 法政大学 面接指導(授業)の問題
    ○山下 正夫 斐太高校
    大坪 重明 日本大学 <関連議題>スクーリングの問題点
    武藤 武雄 福岡学芸大学 面接指導を必修とする件
    篠原  実 島根大学
    角田 光作 北海道学芸大
    大平 勝馬 金沢大学 面接指導の方法について
    作田 保治 山形大学 現地指導及びテストの運営の最も適切な方法
    坂本 信吾 宮崎大学 直接試問と指導によるリポート免除(1回限り)の可否
    研究討議-議題Ⅴ ○大平 勝馬 金沢大学 制度及び教育内容
    ○萩原 正三 中央大学
    平山日出男 滋賀大学 <関連発表>1.免許法改正が国立大学通信教育に及ぼした影響(滋賀県の場合)
    宮川 徳一 加古川東高校 <関連発表>2.通信教育の学習実態と教育課程
    滝元豊太郎 旭ヶ丘高校 <関連議題>1.中学の英語の復習としての基礎英語を設ける趣旨・方法・その他取り扱い上の諸問題について
    林原 紀俶 米子東高校 <関連議題>2.高校通信教育にも理科コース・文科コースなど全日制に準じてコースを制定する必要はないか
    長崎西高校 <関連議題>3.高校通信教育の教育課程編成上の諸条件について
    林原 紀俶 米子東高校 <関連議題>4.旧制中等学校卒業生が通信教育によって高校卒業資格を取る場合の単位について
    長崎西高校 <関連議題>5.通信教育の教材を一本(教科書と学習書を一つに)にすることについて
    篠原  実 島根大学 <関連議題>6.国立大学に正規の通信教育課程を設置する件
    首藤 貞美 大分大学
    宮川 徳一 加古川東高校
    研究討議-議題Ⅵ ○平山日出男 滋賀大学 管理の問題
    ○畠山  忠 湘南高校
    中野 長政 法政大学 事務機構の例-1.法政大学
    萩原 正三 中央大学 事務機構の例-2.中央大学
    木村真佐幸 札幌南高校 事務機構の例-3.札幌南高校
    宮川 徳一 加古川東高校 事務機構の例-4.加古川東高校
    広瀬 綱賀 日本国有鉄道 事務機構の例-5.日本国有鉄道
    首藤 貞美 大分大学 通信教育運営組織の問題
    武藤 武雄 福岡学芸大学 専任事務官の設置について
    角田 光作 北海道学芸大 最も効果的な指導カードの作製
    望月 健夫 本会理事 毎週定時の添削回答の励行案について
    角田 光作 北海道学芸大 <関連発表>非常時を予想する管理について(火災にあって痛感した二、三の問題)
    研究討議-議題Ⅶ ○望月 健夫 本会理事 通信教育の振興策
    森   茂 電気学校 社会通信教育の普及宣伝に関する問題
    宮川 徳一 加古川東高校 通信教育と社会教育との関連について
    決議事項に関する陳情・要望書 国立大学に正規の通信教育部を設置する件(陳情書)
      通信教育学生の取扱いについて(お願い)