「通信教育制度研究会」開催のご案内
桜美林大学 四谷キャンパス
テーマ : 通信制から見る通学制高校の不思議―新制高校の理念と「通信教育」「通学教育」―
発表者 : 石川伸明(愛知県立旭陵高等学校)
ちかごろ通信制高校に在学する生徒数は増加しているが、それは、中学校卒業後すぐに通信制高校に進学する生徒が増加したからでなく、いったん全日制高校に進学したものの全日制の教育に適応できないために通信制に転学・編入学してくる生徒が増加したからである。しかし、全日制から通信制に転学・編入学してくる生徒を見ていると、全日制の教育の在り方のほうに問題があったのではないかと感じられることも多い。
もともと通信制は、定時制とともに、経済的な理由(貧困)によって「働きながら学ぶこと」が必要な勤労青年教育のための高校である。経済的な理由(貧困)によって「働きながら学ぶこと」が必要な生徒以外の生徒は、全日制で教育を受けられるようにするのが、本来の高校教育の在り方のはずである。全日制の教育に適応できない生徒を通信制に追いやるというのでなく、そのような生徒も適応できるように、全日制の教育の在り方のほうが改善されるべきである。
今回の研究会では、戦後の新制高校発足の理念に立ち返って、高校における「通信教育」(通信による教育方法)と「通学教育」(通学による教育方法)の現状に対して、問題提起をおこないたい。
通信教育制度研究会 事務局
小林建太郎(デジタル・ナレッジ) kobayashi@digital-knowledge.co.jp
参加申込みフォーム
通信教育制度研究会の発足について
名称 : 通信教育制度研究会
目的 : 研究発表および情報交換を通じて通信教育の制度的側面に関する考察を深める
代表 : 鈴木 克夫(桜美林大学)
事務局 : 小林建太郎(株式会社デジタル・ナレッジ)
協賛 : 日本通信教育学会
参加資格 : 通信教育の制度的側面に関心があり、研究会の目的に賛同する者。会員制はとらず、各回の参加・不参加は自由
発表者 : 参加者からの発表希望を事前に受け、事務局が日程を調整する
参加費 : 無料。ただし、発表者は配付資料を参加人数分用意する
開催計画 : 2012年6月から2014年3月までの8月・1月を除く毎月1回(全18回)。原則として土曜日午後、終了後に情報交換会を開催する(参加費別途)。また、年1回は日本通信教育学会の研究交流集会との共催とする。
開催場所 : 桜美林大学四谷キャンパス。ただし、18回中4回程度を東京以外での開催とする。
(平成24(2012)年6月1日)
これまでの開催記録
通信教育制度研究会 | 開催日 |
---|---|
第21回「通信教育制度研究会」 | 2015/02/14 |
第20回「通信教育制度研究会」 | 2014/10/04 |
第8回「通信教育制度研究会」 | 2013/04/13 |
第9回「通信教育制度研究会」 | 2013/05/11 |
第10回「通信教育制度研究会」 | 2013/06/15 |
第11回「通信教育制度研究会」 | 2013/07/27 |
第12回「通信教育制度研究会」 | 2013/09/21 |
第13回「通信教育制度研究会」 | 2013/11/09 |
第14回「通信教育制度研究会」 | 2013/12/21 |
第15回「通信教育制度研究会」 | 2014/02/08 |
第16回「通信教育制度研究会」 | 2014/03/15 |
第17回「通信教育制度研究会」 | 2014/05/24 |
第18回「通信教育制度研究会」 | 2014/07/19 |
第19回「通信教育制度研究会」 | 2014/08/30 |
第7回「通信教育制度研究会」 | 2013/03/16 |
第6回「通信教育制度研究会」 | 2013/02/23 |
第5回「通信教育制度研究会」 | 2012/12/15 |
第4回「通信教育制度研究会」 | 2012/10/20 |
第3回「通信教育制度研究会」 | 2012/09/15 |
第2回「通信教育制度研究会」 | 2012/08/04 |
第1回「通信教育制度研究会」 | 2012/06/30 |