会員の声

通信教育での学びを生かした私の地域活動

2015年7月1日 00時00分
会員の声

 私はこれまでに事故や大病で何度も死にかけました。その度に周りの人達が私の命を救ってくださいました。49歳の時に握り拳大の悪性癌の手術、主治医に覚悟しておいてくださいと言われもうダメだと思いました。けれども家族や周りの人達が支えてくれたお蔭で何とか生き返りました。それまでの自分勝手な生き方を反省し、何か人の役に立つことをしたい、もう一度大学の通信教育で学び直したいと思いました。

 放送大学の通信教育で4年間「生活と福祉」、2年間「発達と教育」を学びました。

 その後、佛教大学大学院通信教育で2年間「生涯教育」を学びました。

 S先生の指導で修士論文「団塊世代が地域社会で果たす役割」を仕上げました。

 S先生には「学縁」の大切さを教わりました。放送大学通信教育、佛教大学通信教育での学びでは苦労もありましたが楽しいことの方が多かったです。S先生や通信教育で互いに助け合った学友のTさん、Kさん達とは今でも「学縁」を継続しています。

 私は通信教育で学んださまざまな体験を生かして、人の役に立ちたいと考えました。大学院修了後、「学童保育所」指導員として放課後支援活動をしました。孫世代の子ども達と一緒に遊びながらの保育と指導です。中学生になった子が今でも笑顔で声を掛けてくれるのが嬉しいです。現在は市の「介護相談員」をしています。市内の介護施設を訪問して要介護高齢者のために少しでも気づきや改善を心がけています。

 また、地区社協、自治会で青少年教育、高齢者福祉、講演会などの活動をしています。

 これからも通信教育で学びながら地域活動を続けていきたいと考えています。

(寺谷 公憲:大和郡山市介護相談員・放送大学生)

(「日本通信教育学会報」通巻43号より)